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2020年6月23日

AIを活用した研究パートナー探索サービス「JDream Expert Finder」、産学連携の共同研究マッチングサービスLabBase Xとの提携開始~ エキスパートとのリアルネットワーク拡充 ~

株式会社ジー・サーチ(本社:東京都港区、代表取締役社長:齋藤 孝、以下、ジー・サーチ)は、2020年6月30日より、企業および大学・研究機関を対象とした産学官連携研究パートナー探索サービス「JDream Expert Finder(ジェイドリーム エキスパート ファインダー)」と株式会社POL(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:加茂倫明、以下、POL)が提供する産学官連携の共同研究マッチングサービス「LabBase X(ラボベース クロス)」とのサービス連携を開始いたします。

JDream Expert Finderは、日本最大級の科学技術文献情報提供サービス「 JDreamⅢ(ジェイドリーム スリー)」(注1)の膨大な論文情報を基に、研究者の専門性、研究推進力、共同研究実績等を解析し、利用者の課題解決に最適な研究パートナー探索を実現するサービスです。また、産学官連携プロジェクト「ライフ インテリジェンス コンソーシアム(LINC)(注2)」とジー・サーチの共同研究の成果である、「将来パートナーとして期待される研究者の探索」機能を搭載します。

LabBase XはPOLが運営する、博士課程在籍・修了者ネットワークによる技術・研究者リサーチやスポットコンサルティング等の機能を兼ね備えたナレッジ・プラットフォームです。研究者の保有シーズや共同研究ニーズなどの独自情報を含んだ日本国内の約15,000名の研究者情報を提供します。

今回のサービス連携により、JDream Expert Finderによる研究者の探索からLabBase Xを通じた候補研究者との仲介依頼・マッチングまでをワンストップで提供いたします。

サービス連携イメージ

本サービスのリリースに合わせ、特別オンラインセミナー『研究者探索サービス「JDream Expert Finder」機能強化セミナー - LabBaseX連携によるエキスパートとのリアルネットワーク拡充』を本年7月9日(木)および15日(水)に開催いたします。

本セミナーは終了しました。

ジー・サーチは本提携により、産学官連携活動をより強力に支援し、日本のイノベーションを加速していきます。

研究パートナー探索からマッチングまでの支援が求められる背景

多くの企業では、既存事業におけるイノベーションや新規事業創造を目的とした大学との共同研究ニーズ、ポスドク採用ニーズなど、研究室および研究者を探索する必要性が高まっています。しかし、これまでの研究者の情報収集は、学会での声がけや人づての紹介など、「探索に時間と手間がかかる」「網羅性に欠ける」「自社のニーズに合致した研究なのか判断できない」など、多くの課題がありました。

一方、企業との共同研究や対話の機会を希望する大学や公的研究機関の研究者も大勢いらっしゃいますが、一部の著名な研究者に案件が集中し、多くの意欲ある研究者が機会に恵まれないなど、産学官連携は企業にとってもアカデミア研究者にとっても超えるべき課題が多いという実情があります。

このような背景のもと、ジー・サーチでは2020年6月より、研究パートナー探索サービスJDream Expert FinderとLabBase Xとのサービス連携を開始します。

LabBaseXとは

POLが提供する産学官連携を加速させるナレッジ・プラットフォームです。日本国内の約15,000名の研究者の保有シーズや共同研究ニーズなどの独自情報を含んだ研究データベースに加え、博士課程在籍・修了者ネットワークによる技術・研究者リサーチやスポットコンサルティング等の機能を兼ね備えています。

LabBase Xのサービスイメージ

本サービスは、産学官連携を加速させる3つの特徴があります。

  1. 未知の才能との出会い

    日本国内約15,000件の研究者情報を大学横断的に網羅しており、ウェブでは検索できない研究者情報を集約しています。大学や研究科、研究分野やキーワードでの絞り込みなど精度の高い検索が可能で、公開されている論文や科研費取得実績などに加え、「提供できる技術や素材」「これから取り組みたい研究」「共同研究パートナーに求めること」など、これまで共同研究先を探す際に入手が困難であった情報を検索することができます。また、地方の優秀な研究者や将来有望な若手研究者など未知の才能も発掘可能となります。

  2. 情報鮮度の良い未来情報

    POLは約20,000名の優秀な理系学生が登録する、理系学生に特化したダイレクトリクルーティングサービス「LabBase (ラボベース)」を提供しており、直接理系学生に研究内容をヒアリングするなどの情報収集を実施しています。また、既存で公開されている論文や特許情報、研究情報だけでなく、研究者議論会への参加や研究室訪問を行うことで最新の研究情報や研究意欲、今後の関心領域などを本サービスに集約していることから、鮮度の良い未来情報を提供することが可能です。

  3. プロフェッショナルによるサポート

    当社の博士課程在籍者・修了者の専属サポートチームによる、企業様のニーズに応じたリサーチや支援代行を行い、探索コストを大幅に軽減します。

LabBase Xサービスページ

https://material.labbase.jp/x/business/main/

用語の説明

(注1)JDreamⅢ

科学技術や医学・薬学関係の国内外文献情報を手軽に検索できる日本最大級のデータベースサービスです。国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が作成するデータベースを、ジー・サーチが高度付加価値サービスとして構築・運用・サービス提供しております。科学技術の全分野にわたり網羅的に学協会誌(ジャーナル)、会議録・論文集/予稿集、企業技報、公共資料等を情報源とした約8,000万件の文献(バックファイル収録文献数を含む)を収録しています。

(注2)ライフ インテリジェンス コンソーシアム(LINC)

平成28年11月に、国内で共にAI創薬を提唱してきた京都大学と理化学研究所を中心として発足した産学官連携AIコンソーシアム(https://linc-ai.jp/)です。IT企業、大学・研究機関、ライフサイエンス系企業を主要構成メンバーとしており、大学・研究機関を媒介として、IT 業界とライフサイエンス業界の連携を促進し、IT 業界がライフサイエンス分野で世界の AI 産業との競争に勝てる土壌を作るとともに、AI 戦略によりライフサイエンス業界の産業競争力を加速することを目指します。

商標について

記載されている法人名、製品名などの固有名詞は、各法人の商標または登録商標です。

本サービスに関連する特別オンラインセミナー

研究者探索サービス「JDream Expert Finder」機能強化セミナー - LabBaseX連携によるエキスパートとのリアルネットワーク拡充

  • 2020年7月9日(木)14:00~15:20
  • 2020年7月15日(水)14:00~15:20

本セミナーは終了しました。

本リリースに関するお問い合わせ先

株式会社ジー・サーチ
〒212-0014 神奈川県川崎市幸区大宮町1番地5 JR川崎タワー

サービスに関するお問い合わせ先

  • データベースビジネス部 長谷川(ハセガワ)、加藤(カトウ)、浅野(アサノ)
  • 03-3452-1244
  • gsh-jd-help@cs.jp.fujitsu.com

報道関係お問い合わせ先

  • 広報担当 新井(アライ)
  • 03-5442-4388
  • gsh-s-info@cs.jp.fujitsu.com
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